どうもさむえるです。今回は米国のETFについて解説します。2022年10月4日更新
ティッカーシンボルPFFは米国のETFです。ブラックロックという資産運用会社の商品です。
iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETFとも呼ばれます。
設定日
リーマンショック手前の 2007年に設定されています。リーマンショック後が設定したばかりということもあってその頃は大暴落をしています。
インデックス
このファンドはアクティブファンドではなくインデックスファンドなので目標とする指標があります。それがICE 上場優先株式 & ハイブリッド証券 インデックスという指標です。その指標に連動するように設定されています。
保有銘柄
保有銘柄数は2022年9月29日付けで497銘柄です。他の債券ETFと比較すると銘柄数は少ないようにも感じます。優先株を発行する会社が少ないということでしょうか。2021年9月11日付けで508銘柄だったので1年前よりも11銘柄減っていますね。
配当利回り
ここ1年間の配当利回りは2022年9月30日付で5.12%を推移しています。このファンドの特徴は毎月分配金が分配されるところですよね。FIREを目指すのであればこのような分配金は魅力的です。キャピタルゲインよりもインカムゲインを狙う銘柄ですね。インカムゲインによる福利で資産の増加を狙うというのはとても分かりやすいやり方ですよね。とても債券に似ていますね。とてもティッカーシンボルHYGに似ていると思います。
HYG(iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF)とは
業種別投資内訳(%)
金融機関
64.83%
資本財・サービス
18.78%
公益事業
12.32%
キャッシュ、デリバティブ等
3.71%
政府機関
0.37%
Equity
0.00%
2022年9月29日現在では業種別投資内訳では金融機関の比率が多いですね。米国長期金利の利回りに左右されそうですね。リスク分散という観点では金融機関の割合で6割を超えているので金融機関の業績が悪くなるとパフォーマンスも悪くなりそうですね。またキャッシュ、デリバティブ等の比率が大幅に増えています。
組入上位10銘柄
ティッカーUSD ドルキャッシュ |
3.15% |
ティッカーWFC ウェルズ・ファーゴ |
1.89% |
ティッカーC シティグループ |
1.37% |
ティッカーNEE ネクステラ・エナジー |
1.37% |
テティッカーBAC バンク・オブ・アメリカ |
1.17% |
ティッカーDHR ダナハー |
1.12% |
ティッカーNEE ネクステラ・エナジー |
1.03% |
ティッカーJPM JPモルガン・チェース |
0.99% |
ティッカーPCG PG&E |
0.90% |
ティッカーJPM JPモルガン・チェース |
0.88% |
ダナハーとネクステラ・エナジーが2つ組み込まれていることが分かりました。これは買い増しているからこのような表記なのかわかりません。PG&Eという会社は持株会社で子会社は電力と天然ガスの販売をしているようです。
楽天証券などで取り扱っていない銘柄に投資できるのもETFの魅力ですね。
優先株とは
種類株式の一種で、他の株式に比べて優先的地位を持っている株式のことをいいます。多くの場合、配当(剰余金)や会社清算時の残余財産を普通株より優先して受ける権利を有する一方、議決権に一定の制限が付された株式のことをいいます。逆に、普通株よりも劣る地位の株式を劣後株といいます。一般的に、優先株が上場されるケースは少なく、事業会社に対する支配規制のある金融機関などが引き受けるのが通常です。
SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集より
最後に
VTIやS&P500、QQQなどが特に有名なのでPFFを知っている人は少ないと思います。しかし、インカムゲインを得ることができるので値動きが気になる人などはおすすめします。また、優先株は基本的に個人では買うことができないのでETFを通じて保有することができるのでとても魅力的ですね。私は現時点でグロース株の保有割合が高いので今後PFFなどの配当金、分配金が毎月もらえるETFの割合を増やしていこうと思います。
引用元
Black Rock iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239826/ishares-us-preferred-stock-etf
SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集