どうもさむえるです。今回もブラックロックが運用するETFを見ていこうと思います。2022年10月4日更新
HYGは米国のETFです。ブラックロックという資産運用会社の商品です。
iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETFとも呼ばれます。
資産分類
資産の分類は株式ではなく債券です。そして、債券には国が発行する債券と地方自治体が発行する地方債、株式会社が発行する社債の区分があります。
HYGはそのうちの社債に投資をしています。
ちなみに国債に投資するETFにティッカーシンボルAGGがありますね。
ハイイールド社債というのは直訳すると高い利回り社債ということです。利回りが高いというのリスクの高さを表しています。ここでいうリスクとは債務不履行(デフォルト)や倒産のことを指します。債務不履行というのは売上が伸びないなどの理由でお金を返すことができないということですね。
つまり、信用はあるが、コロナショックやリーマンショックなどの経済危機などあった時に特に注意深く見ていないといけない企業に投資をしているということですね。信用がなくて常に注意深く見ていないといけない社債も約1割保有しています。
HYGもPFFと同様にリーマンショック手前の 2007年に設定されています。リーマンショック後が設定したばかりということもあって大暴落をしています。
インデックス
このファンドはアクティブファンドではなくインデックスファンドなので目標とする指標があります。それがMarkit iBoxx米ドル建てリキッド ハイイールド指数という指標です。その指標に連動するように設定されています。
保有銘柄数
保有銘柄数は2022年1月13日付で1,244銘柄です。とても分散されていますね。たとえ1社や2社が倒産したとしても影響が低いでしょう。
業種内訳
Type | 保有比率(%) |
景気循環消費 | 20.01 |
通信 | 18.07 |
非景気循環消費 | 15.05 |
エネルギー | 12.32 |
資本財 | 8.28 |
テクノロジー | 6.02 |
素材 | 3.24 |
金融法人 | 2.92 |
保険業 | 2.68 |
電機 | 2.49 |
オールドエコノミーの銘柄が多いです。名前なら知っているというような企業も多いですね。
配当利回り
ここ1年間の配当利回りは2022年1月13日4.05%を推移しています。
このファンドの特徴はPFFと同じく毎月分配金が分配されるところですよね。
また、国債よりもリスクを取ることで高い利回りを出すことができています。
しかし、国債よりもリスクを取る分、値動きは激しいです。
似ているETFにPFFがありますね。
最後に
FIREを目指すのであればこのような分配金は魅力的です。
この銘柄は利回りも期待しますが、それよりも株式と債券のアセットアロケーションを考える上でリスク分散として役に立ちます。
引用元
Black Rock iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239565/ishares-iboxx-high-yield-corporate-bond-etf