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「シェールが起こす3つの革命」を読んだ感想

どうもさむえるです。今回は天然ガスについての本を何冊か読んでいるので感想を書いていこうと思いました。シェールが起こす3つの革命 作者:森川潤/柳澤里佳/脇田まや/週刊ダイヤモンド編集部

シェールが起こす3つの革命 週刊ダイヤモンド 第二特集【電子書籍】[ 森川 潤,柳澤里佳,脇田まや ]
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最近はCOP26の影響で石油と天然ガスの勢いが凄いですよね。お恥ずかしながら私は石油と天然ガスについては無知なので勉強しよう思っています。みなさんも天然ガスについて知らない方もいらっしゃると思いますので参考になれば幸いです。電子書籍で買いましたが220円と安い値段でした。そしてページ数も多くないのですらすら読めてとてもよかったです。しかし、2013年に出版されていて情報は最新というわけではありません。

この本で書かれていることは天然ガスの説明というよりは地政学でした。アメリカのシェール革命によって売り場を失ったロシアが日本に来て交渉をしているという話でした。日本だけでなく中国と韓国にもロシアは天然ガスについて交渉しているようです。これまで欧州に依存していたけれど欧州で景気が低迷していることや、中東の天然ガスのシェア拡大などで非常に厳しくなっているようです。日本の北海道とサハリンを結ぶパイプラインの案などについても触れていました。

オーストラリアも立場が苦しいそうです。オーストラリアは石炭で中国とも揉めているから大変ですよね。労働者の賃金が高くて開発コストがかさむことから価格が高いのが最大のネックだそう。

アメリカは貿易赤字の6割を石油で占めていたが自給できるようになり雇用も改善している。電気料金も安くなった。第2のアメリカンドリームが来ているそうです。シェールオイルのおかげでテキサス州の失業率が減って賃金が上昇しているようです。オーストラリア政府も焦りを見せている。原子力発電の停止で日本のLNG需要が高まって以降、高騰する価格は「アジアプレミアム」と呼ばれ、中国、韓国を含めた東アジア全体で問題化している。韓国ではアジアLNGターミナルの構想を検討している。「アジアで新たな価格設定の仕組みをつくる」と事業化計画を本格化しつつある。韓国の釜山にタンクを2基建設してそこに多様な国や企業からLNGを調達し、アジアの買い主が現物契約で買える仕組みを構築する。

シェールガ起こす3つの革命より

このような仕組みができて天然ガスの価格が日本にも恩恵が受けられてとてもいいなと思いました。

まとめ

アメリカは数年前まで、LNG(液化天然ガス)の大量輸入国になる見込みだったがシェールガスの産出で逆に輸出する至ったことが大きな変化。食糧からエネルギーまで自国でまかえるというのはすごい強みですね。日本も天然ガスを買うための選択肢が増えたことはとてもいいことだなと思いました。交渉も有利に進められるようになると思いますし安全保障の観点からもとても良いなと思いました。

まだまだ無知なので天然ガス、石油について本を買うなどして勉強していこうと思います。

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