どうもさむえるです。最近、天然ガスについて勉強しているのでアウトプットとして発信させていただいてます。今回はLNGと言われる液化天然ガスについてです。液化した方が輸送する時にたくさん運べるので液化します。液化する以外にはパイプラインを作ってガスのまま輸送する手段もあります。日本は島国なのでパイプラインを作るというのはなかなか進んでいません。ロシアのサリハンと北海道をパイプラインで繋ぐなど色々と案は出ていますが地政学上のこともありなかなか難しいですね。液化すると容積が600分の1になります。今回も「トコトンやさしい天然ガスの本」監修:藤田和男 編著:島村常男、井原博之、佐々木詔雄、本村真澄の書籍を参考にしました。
LNGとは
LNG(Liqid Natural Gas)は液化天然ガスのことでガスをマイナス162℃まで下げると液化します。そうすることでパイプラインがなくても輸送できます。LNGの輸送にはLNG船が使われますが、LNGの元となるメタンよりも重い成分であるプロパンやブタンを液化してして輸送することもあります。
どうやって液化するのか
LNGはマイナス162℃の常圧の液体で、酸性雨の原因となる硫黄化合物などの不純物を含まないクリーンな燃料です。ガス井によって異なるメタン、エタン、プロパン、ブタンなど組成比率を液化後も引きずり、生産地域あるいは市場毎に異なる組成のLNGになります。
LNG液化基地は、前処理設備、液化・冷凍設備から構成されています。前処理設備では、天然ガス中に含まれる硫化水素、二酸化炭素などの酸性ガスを化学吸収法などにより除去した後、水分、水銀はそれぞれモレキュラーシーブや活性炭などの吸着剤によって除去します。その後、ベンタンなど重質炭化水素を除去された天然ガスは、液化設備に供給され、マイナス162℃まで冷却されて液化状態のLNGになります。
文系の私にとっては天然ガスのことは難しくてなかなか理解するのに時間がかかっています。しかし、脱炭素時代を生きる上で天然ガスは知っておかなければならないことだと思うので勉強を続けていこうと思います。