どうもさむえるです。現在、ロシアとウクライナの緊張状態が続いています。ロシアは天然ガスの主要生産国で欧州にパイプラインを使って輸出しています。私は天然ガスについて調べていたのでロシア・ウクライナ問題に絡めて話していこうと思います。
そもそもなぜ緊張状態が続いているのか
ロシアとウクライナは元々旧ソ連で一緒の国でした。旧ソ連が解体したことでそれぞれ別の国になったのですが、ロシアは今でも強気な姿勢を崩していません。欧州やアメリカを仮想敵国としています。ロシアとしてはとなりにある国が欧州やアメリカ寄りになるのがイヤなんですね。しかし、ウクライナは欧州とアメリカが対ソ連のために組織したNATOに加入したいと言っているのです。それにロシアは反応して今のような緊張状態になっているわけです。現在ロシアは極東にいる部隊までウクライナ近辺に展開しています。ベラルーシとの軍事演習を狙ってウクライナに侵攻するという予測が現在では有力です。
もし衝突が起きたらどうなるのか
もしロシアがウクライナに侵攻したとすると簡単に東部は陥落するでしょう。首都のキエフまで侵攻するとは専門家は考えていないようです。しかし、キエフから近いベラルーシという国をロシアの2カ国で軍事演習することになっているのでキエフへの侵攻の可能性もないわけではありません。
2月17日追記 キエフへの侵攻の可能性も高いという最新情報が出ていますね。最近は情報が二転三転していて株価の乱高下が激しいですね。ウクライナのゼレンスキー大統領が2月16日ロシアによる侵攻が始まるだろうという発表をしてエネルギーセクターが上がってそれ以外の株価が下がったのですが、あれはジョークだったと言ってエネルギーセクターが下がってそれ以外の株価が上がるということがありました。また、ロシアの一部軍隊が撤退したという報道があり株式市場が全体的に上がるというようなことがありました。このような状況下では短期売買は難しいな感じてしまいますね。今後もしっかり様子を見ていこうと思っています。
ロシアが侵攻した時点でNATO加盟国はロシアに対して経済制裁を科します。ロシアは経済で打撃をうけます。天然ガスの供給もストップします。そもそも欧州南部に天然ガスを供給する時はウクライナを通って供給されているため軍事衝突が起った時点で供給がストップすることも考えておかなければならないですね。 しかし、本当に天然ガスの供給がストップしてしまえばドイツを筆頭にダメージをうけるヨーロッパ諸国が多いです。なので本当に軍事侵攻が起こってもパイプラインが停止するのか懐疑的な意見もあります。
また、ウクライナは穀物の生産が盛んな地域でとうもろこしと小麦は輸出をしています。輸出先は主にEU、アフリカ、中東です。もしロシアがウクライナに侵攻するとウクライナからの穀物の輸出がストップする可能性があります。なのでコモディティ(穀物、石油、天然ガス、金等)の値段が上がる可能性が高いです。
私はグロース株の比率が高めのポートフォリオを組んでいたのですが、インフレ懸念とウクライナ・ロシア問題のため石油・天然ガス関連株の比率高めています。先日エクソンモービルが決算発表してコンセンサス予想よりも超えて株価が上がっていたので買い増しをしていこうと思います。穀物関連のETFと金に連動するETFの購入を現在は検討しています。もしリスクがあまり取れないのであれば現金の比率を上げるのも一つの判断だと思います。今後もウクライナとロシアの問題に注目していきたいと思います。下記の記事も読んでみてください。